北海道浦河高等学校は、マリンチャレンジプログラム2026に参加しているチームです。研究テーマは「廃棄物から次世代型タコ箱の開発〜ハッピーライフ!タコホーム〜」。放置された漁具が海を傷つけるという課題に向き合い、地域の廃棄物を活かして、海への負荷が少ないタコ箱をめざしています。漁師さんが使い慣れた形を大切にしている点も魅力です。
研究のはじまりから地方大会まで
2026年5月のキックオフには、研究そのものが初めてというメンバーで臨みました。ところが話を聞くと、研究だと気づかないうちに、振興局や漁業の関係者への聞き取りなど、独自のネットワークを使った調べものがすでに始まっていました。
研究コーチとの面談は、5月から7月にかけて4回行われました。素材や形を考えるうちに、できそうなことと難しそうなことが見えてきます。そこで、廃棄物を活かすという研究の軸に立ち返り、カニ・エビ・ホタテの貝殻の匂いでタコを誘うという着想にたどり着きました。通常のタコ箱と比べる実験を計画し、匂いのない石や砂を入れた比較用の条件を置くこと、実験の条件や環境を丁寧に記録することを助言されて、追加の実験に取り組みました。
7月には発表づくりへ。「一般的な背景よりも、地域の実情や自分たちの問題意識を」「原稿を読むのではなく、自分の言葉で」「実物や動画で見せる工夫を」といった助言をもとに、発表資料を練り直しました。
地方大会を終えて
2026年8月の北海道・東北大会で発表しましたが、全国大会(2027年2月・東京)への出場はかないませんでした。それでも、軸を見つめ直し、条件をそろえて比べ、自分の言葉で伝えようとした日々は、これからの研究に必ず活きます。海と地域の未来を考えて続けてきた研究を、これからも続けられるよう願っています。がんばってください。JASTO は心から応援しています。






