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【マリンチャレンジ2026】富山第一高校 自然科学部の挑戦

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海のうねりや潮の流れをイメージした西洋画風の抽象画(「【マリンチャレンジ2026】富山第一高校 自然科学部の挑戦」のアイキャッチ画像)

富山第一高等学校は、マリンチャレンジプログラム2026に、共同研究プロジェクトの参加チームとして参加しています。同校の自然科学部(TOMIICHI自然科学部)は、2026年度から全国の高校とオンラインでつながり、海洋プランクトンの共同研究に取り組んでいます。

共同研究プロジェクトとは

マリンチャレンジプログラムには、自分で研究テーマを立てて挑戦する通常のチームのほかに、「共同研究プロジェクト」があります。実験の手法を共通にして、全国の参加チームと一緒に研究を進める取り組みで、研究に初めて挑戦する人におすすめの入口として用意されています。研究初心者に研究体験の機会を提供し、自然科学や海への関心を深めながら、全国の仲間と、正解のわからない課題に自ら挑戦する力を養うことを目的としています。

2026年度のテーマは「日本の海洋プランクトンマップを作ろう!」です。プランクトンは海の生き物の大部分を占め、物質循環や水産物の餌としても大切な存在ですが、体が小さいため、生態や分布、種類の数はまだ十分にわかっていません。参加チームは、それぞれの地域の海で海水を採取してプランクトンを観察し、種類や出現のようす、特徴を調べます。経過や結果は共同研究のチーム内で共有され、全国のデータを重ねて日本の海洋プランクトンの分布を描いていきます。温暖化の影響や、新種の発見につながる可能性もあります。

参加チームは、研究費のほか、研究コーチによるオンライン面談でのサポートを受けながら、2027年2月の成果発表会をめざします。この発表会は、東京で開かれる「マリンチャレンジプログラム2026 全国大会」と同時に開催される予定です。

富山の自然とともに歩んできた研究

富山第一高校の自然科学部は、創部62年を数えます。原点は学校創立5年目に生まれた「理科部」で、名称を変えながら活動を続けてきました。有峰湖周辺のブナ林の変化を10年以上追いかけ、岩瀬浜に漂着するマイクロプラスチックを調べ、弥陀ヶ原で植生調査を行い、アカハライモリの発生を映像で記録するなど、海から山まで、富山の自然をフィールドにしています。こうした地域の自然保護や啓発への貢献が評価され、富山県自然保護協会から「第1回 地域自然保全賞」を受賞しました。

2026年度から始めた海洋プランクトンの共同研究では、立山連峰と深海にはさまれた富山湾で、どのようなプランクトンが見られるのかを調べ、太平洋沿岸や瀬戸内海など、全国の海と比べていきます。山から海まで富山の自然を見つめてきた部だからこそ描ける、富山湾の姿に期待が高まります。

全国大会へ

全国大会(2027年2月・東京)では、ポスター発表を行う予定です。富山の海から全国へつながる研究が、全国の仲間の前でどのように発表されるのか、JASTO は今から楽しみにしています。心から応援しています。

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Yusuke Shinozawa
東京大学大学院農学生命科学研究科修了(農学修士)。2008年PR会社を経て2009年よりリバネスに入社。同年、リバネスとして初の海外事業となる大学院生向けシリコンバレー研修を立ち上げる。2012年よりメディア開発事業を立ち上げ、第13回抗加齢医学会総会の事務局、マンガ「新抗体物語」の監修などを行った。2013年より、シードアクセラレーション事業「TECH PLANTER」を立ち上げる。日本国内外における大企業とスタートアップの連携構築の仕組みを構築し、新規事業創出や産学連携事業などを行う。2015年より投資育成研究センターを立ち上げ、リアルテックファンドでグロースマネージャーに着任、主な担当領域をバイオ・海洋として経営・事業化の支援を行う。2017年より、日本財団と連携し、海洋教育、起業家人材育成、海底探査技術開発の一体となったプロジェクトを立ち上げ。2018年より、創業開発事業部長。起業でなく「創業」をテーマに活動を開始。2021年より執行役員。

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