2020年8月22日(土)に「マリンチャレンジプログラム2020 九州・沖縄大会〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました。
(主催:日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構、株式会社リバネス)
当日は、九州・沖縄の4道県から6チームが参加し、海洋や水環境に関する研究発表を行いました。
発表チームおよび、優秀賞受賞チーム、研究代表者は以下の通りです。
<発表演題・優秀賞一覧>
受賞 | 発表順 | 研究テーマ | 研究代表者 | 都道府県 |
優秀賞 | 1 | 魚類の色覚と学習能力について | 福岡 寛騎
熊本県立第二高等学校 |
熊本県 |
2 | 高海水温地域におけるニジマスの海面養殖への取組 | 佐藤 息吹
鹿児島県立鹿児島水産高校 |
鹿児島県 | |
3 | 熊本県内の淡水産ヌマエビ類にみられる寄生生物の生息状況 | 本多 康生
熊本県立東稜高等学校 |
熊本県 | |
4 | ハザードマップの新しいカタチ
~人々に自然災害を意識してもらうには~ |
岡村 歩紀
鹿児島県立国分高校 |
鹿児島県 | |
5 | どの顔がお好き?
~タコはヒトの顔をおぼえるのか~ |
辺土名 ほのか
沖縄県立コザ高等学校 |
沖縄県 | |
優秀賞 | 6 | ハクセンシオマネキのウェービング 画像解析と信号処理による分類 | 黒木 美花
宮崎県立宮崎北高校 |
宮崎県 |
受賞理由
【熊本県立第二高等学校】
魚類と色覚に関する研究は、水産領域(特に養殖)のみならず、人と海との繋がりを考える上で重要であり、
本研究は基礎的知見として重要であると感じた。
今後は魚種の変更や、異なる色彩認識を確認し、研究をより深めてもらいたい。
【宮崎県立宮崎北高等学校】
ハクセンシオマネキの行動解析をフーリエ変換を活用する高度さに驚きを感じた。
また生物の行動研究を行う際には、モデルに落とし込むのが一般的である。
しかし、本チームは個体差に着目しており、発想の面白さを感じた。
<参加した生徒の声>
・様々な研究を聞く機会があり、どのような研究を行っているのか知ることが出来るとてもいい機会になりました。
・研究発表を通して聞き手に伝わりやすく口頭発表する難しさ、楽しさを実感出来ました。
<参加した指導教員の声>
・九州地区は集中豪雨とコロナ禍の中で、どの学校も限られた時間での研究となったと思います。本校もなんとかまとめることができました。優秀賞をいただいたことで、生徒も次の全国大会に向けて頑張ってくれることとを期待します。多くの発表会がなくなる状況下で、貴重な機会をいただいたことに感謝いたします。
<実施概要>
大会名:マリンチャレンジプログラム2020 九州・沖縄大会 〜海と日本PROJECT〜
主 催:公益財団法人日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構、株式会社リバネス
日時:2020年8月22日(土)13:00~16:30
場所:オンライン
内容:地方大会選出チームによる研究発表、研究交流会
参加者:九州・沖縄ブロック採択チーム 6チーム、その他見学者(youtube liveより視聴)
審査員
塚田 周平(株式会社リバネス 執行役員)※審査員長
渡辺 謹三(一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構 理事)
和田 知久(琉球大学工学部 学部長・教授)
村瀬 敦宣(宮崎大学 農学部 海洋生物環境学科 准教授)
山本 淳(鹿児島大学 農水獣医学域水産系 水産学部 水産学科 教授)
<今後の地方大会スケジュール>
中国・四国ブロック
日程:2020年8月23日(日)13:00 – 17:00(受付開始 12:50)
場所:オンライン
北海道・東北ブロック
日程:2019年8月29日(土)13:00 – 16:30(受付開始 12:50)
場所:オンライン
関西ブロック
日程:2019年8月30日(日)11:00 – 16:30(受付開始 10:30)
場所:オンライン
関東ブロック
日程:2019年9月5日(土)11:00 – 17:00(受付開始 10:30)
場所:オンライン
各大会聴講見学者募集中です。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScPW6i7Nu2YXzrENptKsbVN9cm7cdRUzHnirwMwqn65C-FXew/viewform
各ブロック大会の優秀賞受賞チームは、今回得たことを糧に、さらに研究を行い。翌年3月の全国大会にて研究成果を発表します。