JASTOは日本財団とともに、2019年8月30日(金)に「マリンチャレンジプログラム2019 九州・沖縄大会 〜海と日本PROJECT〜」を開催致します。
2017年度より開始した「マリンチャレンジプログラム」は、人と海との未来を創り出す仲間づくりのため、海・水産分野・水環境にかかわるあらゆる研究に挑戦する中高生研究者を対象に、研究資金助成や研究アドバイザーによる研究サポートを行なってきました。
本プログラムを通じて、未知なる海の可能性に興味をもち、答えのない研究に挑戦する力を磨いた中高生が、10年後、私たちの仲間となって、海に囲まれたこの国の海洋科学技術を既存領域にとらわれず発展させていくことを期待しています。本プログラムには、初年度より日本全国から合計159チームの中高生が参加しています。このプログラムは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
本大会では福岡県、熊本県、沖縄県から集まった中高生6チームによる口頭での研究発表が行われ、研究者の審査により、翌年3月に東京で開催する全国大会への出場チームを決定します。中高生達が研究テーマについて熱く語り、目を輝かせる姿をを是非ご自身の目でご確認ください。
【マリンチャレンジプログラム2019 九州・沖縄大会 〜海と日本PROJECT〜】
大会名:マリンチャレンジプログラム2019 九州・沖縄大会 〜海と日本PROJECT〜
日 時:2019年8月30日(金)12:30-16:30(一般受付開始:12:00)
会 場:TKPガーデンシティ鹿児島中央 3階 薩摩ホール
(〒890-0053鹿児島県鹿児島市中央町26-1南国アネックス )
アクセス:JR「鹿児島中央駅」東口から徒歩3分
駐車場:周辺のコインパーキングをご利用ください。
参加者:プログラム採択チーム6チーム、その他見学者
一般問い合わせ先:03-5227-4198(株式会社リバネス 担当:瀬野)
主 催:公益財団法人日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構、株式会社リバネス
※見学参加者は事前のお申込みが必要です(見学参加無料)
2. 当日スケジュール(予定)
時刻 | プログラム内容(予定) |
12:00 | 一般受付 |
12:30 | 開会式 |
12:50 | 口頭発表1〜6 |
14:30 | 修了生メッセージ (過去参加者によるプレゼンテーション) |
14:40 | 研究者講演 |
15:15 | ポスター交流会 |
15:45 | 表彰式・閉会式・集合写真撮影 |
16:30 | 解散 |
3. 発表一覧
発表順 | 研究テーマ | 研究代表者 | 都道府県 |
1 | ヘドロ海域における多年生アマモ苗確立の基礎的研究 | 竹本 響熊本県立芦北高等学校 | 熊本県 |
2 | 熊本における淡水産エビの生息状況 | 坂本 実優熊本県立東稜高等学校 | 熊本県 |
3 | 美ら海とサンゴを守れ!グリーンAIoTによる海中革命!! | 玉那覇 龍太郎国立沖縄工業高等専門学校 | 沖縄県 |
4 | あなたも見かけで判断するの? 〜タコの認知能力を解き明かす〜 | 仲間 楓沖縄県立コザ高等学校 | 沖縄県 |
5 | 海中にアマモの世界を取り戻せ‼︎ | 重松 慶太朗福岡工業大学附属城東高等学校 | 福岡県 |
6 | 缶サットを応用したマイクロプラスチックの回収装置の研究~製作した装置を使って地元の海に浮かんでいるマイクロプラスチックを回収しよう~ | 藤村 拓海学校法人鎮西敬愛学園敬愛高等学校 | 福岡県 |
4. 研究者講演
上野 賢 氏(株式会社Smolt 代表取締役/宮崎大学大学院農学研究科)
「サクラマス養殖技術の開発で新しい水産業をつくる」
サクラマスという魚をご存知ですか?この体長40cmを超える海産高級魚、実は川魚のヤマメが海に下って成長した姿なのです。しかし、温かいところが苦手なため、九州では一生をヤマメの姿のまま涼しい川の中で過ごします。そんな九州のヤマメを海に連れ出し、サクラマスに育てる養殖技術の開発が宮崎で進んでいます。講演では、難しくも面白い、自分の研究成果で地域の産業を創ることの醍醐味をお話します。